EPSON
エプソンイメージングデバイス
 

Newsroom
2006年5月17日
上下左右約180度の超広視野角技術「Photo Fine Vistarich」
搭載による高精細液晶ディスプレイを開発

セイコーエプソングループの三洋エプソンイメージングデバイス株式会社(社長:有賀修二、東京本社:東京都港区浜松町2-4-1、以下 三洋エプソン)は、上下左右180度からも美しい画像・映像を再現する超広視野角技術「Photo Fine Vistarich」(フォトファイン・ビスタリッチ)を搭載した高精細液晶ディスプレイ5モデル(2.4インチ、2.5インチ、2.8インチ、7インチ、10.1インチ)を開発、この技術を適用した製品の量産を2006年秋より順次開始いたします。

放送のデジタル化による通信と放送の融合、ネットワーク社会におけるケーブルとモバイルのシームレスな融合により、多様なモバイル機器の開発への期待とより一層の利便性の向上、豊かなコンテンツ、サービスの広がりが期待されています。特に、モバイル機器に搭載される中・小型液晶ディスプレイには、高精細化・広色域化や広視野角化・高速応答・軽量コンパクト・超低消費電力化などが求められてきています。中でも、車載向けディスプレイの多様化やモバイル機器の機能向上に伴い、高機能・高精細デジタルカメラ(DSC)やワンセグ放送対応携帯電話が登場するなど、“どこでも美しい表示”に対する要求が強くなってきています。

こうした状況に対応するため、三洋エプソンでは、セイコーエプソングループの中長期基本構想SE07「Digital Image Innovation」におけるi3戦略(ディスプレイ)を担う中核会社として、「いつでも、どこでも、美しいディスプレイを、より使いやすいカタチで提供する(HCL-S戦略)」ことを基本コンセプトに商品・技術開発を展開しています。昨年10月には、NTSC(*1)比100%超の広色域化技術「Photo Fine Chromarich」(フォトファイン・クロマリッチ)搭載の高精細液晶ディスプレイを開発、モバイル機器における色再現性を飛躍的に向上させました。

三洋エプソンでは、このHCL-S戦略の一環として、新配向膜や液晶材料の開発などにより、今回新たに超広視野角技術「Photo Fine Vistarich」を開発しました。この新技術を搭載した液晶パネルでは、NTSC(*1)比100%を超える広色域化技術「Photo Fine Chromarich」との融合により、角度が変わっても色が変化しない、180度全方位で鮮やかな視界が可能となりました。しかも、中間階調での応答速度にムラがないため、動画の映りも鮮明です。さらに、駆動電圧が低い省エネ設計、薄型モジュール化が可能です。

例えばクルマの後部座席で鑑賞するDVDであれば、正面の人だけでなく、横に座っている人も同じ鮮明画像で見られ、またデジカメなら頭上に手を伸ばした姿勢での撮影でも、モニタで鮮やかな色を確認できるようになります。さらに、携帯電話で見る動画や話題のワンセグ放送も、手元の角度を気にせず美しい映像を楽しめます。

三洋エプソンでは、あらゆるお客様のニーズに対応するべく「Photo Fine Vistarich」搭載の高精細液晶ディスプレイ5モデル(2.4インチ、2.5インチ、2.8インチ、7インチ、10.1インチ)を開発、ナビゲーションやリアエンターテイメントなどの車載向けやDSC、ワンセグ対応などの高機能携帯電話向けとして、さらには新たなアプリケーション分野の開拓を推進して行く予定です。「Photo Fine Vistarich」搭載液晶ディスプレイの主な特徴、仕様については、別紙を参照願います。

なお、本液晶ディスプレイは、5月24日より26日までパシフィコ横浜(横浜市)で開催される「人とくるまのテクノロジー展2006」(主催:社団法人自動車技術会)において、エプソングループ共同ブースにて展示予定です。

三洋エプソンでは、HCL-S戦略をコンセプトとして、今後も「いつでも、どこでも、美しい高精細
ディスプレイ」の開発に注力し、中・小型液晶ディスプレイのNo.1カンパニーを目指します。

以 上


*1:NTSC(National Television System Committee、全米テレビジョン方式委員会)
地上波アナログカラーテレビ放送の方式を策定するアメリカの標準化委員会の名称および
同委員会が1953年に策定した規格名称。色再現は、3原色原理に基づいており、加色法で
用いる3原色はR,G,Bを基本としています。日本、米国、カナダ、中南米でのカラーTVの色再
現は、このNTSC方式に基づいています。

   

<フォトファイン・ビスタリッチ>:フォトファインはエプソンが従来より展開している高精細
ディスプレイの名称で、ビスタはスペイン語で視野のこと、リッチは豊かな広がりをみせる
力を表しています。




「Photo Fine Vistarich」の主な特徴

1.中・小型液晶モジュールにおいて、広い視野角 上下左右約180度を実現


 (1) 低視角でも色変化がほとんどありません。
 (2) 低視角でもコントラストが高く、上下左右±80度でもコントラスト約100:1を実現しています。
 (3) 高い開口率を実現しているため、低消費電力化が可能です。
 (4) 他の広視野角技術に比べ低消費電力です。
 (5) ノーマル偏光板でも十分な超広視野角が得られるため、モジュールの薄型化が容易です。
 (6) 表面を押しても液晶の色変化がありません。(リップルフリー)
 (7) 応答速度が各階調でほぼ不変なため、地上デジタル放送に代表されるように動画再生に
最適です。

2.Photo Fine Chromarich技術との融合により、全方位で高い色再現性を実現

NTSC(*1)比100%を超える広色域化技術「Photo Fine Chromarich」(フォトファイン・クロマリッチ)との融合により、角度が変わっても、色が変化しない180°全方位で鮮やかな視界を実現しています。

3.a-TFT および LTPS両テクノロジーで広視野角を実現、あらゆるニーズに対応

アモルファスシリコンTFT(a-TFT)液晶および低温ポリシリコンTFT(LTPS)液晶の両テクノロジーにおいて広視野角を実現した5モデル(2.4インチ、2.5インチ、2.8インチ、7インチ、10.1インチ)を開発、車載、DSC、携帯、新分野向けのあらゆるお客様のニーズに合わせた製品供給が可能です。

以上


「Photo Fine Vistarich」技術搭載液晶ディスプレイ仕様(開発品)
  「Photo Fine Vistarich」技術搭載液晶ディスプレイ(開発品)
画面サイズ 6.0cm/
2.4インチ
6.3cm/
2.5インチ
7.0cm/
2.8インチ
17.7cm/
7インチ
25.6cm/1
0.1インチ
画素数 480×640
VGA
480×240
pixels(Delta)
480×640
VGA
800×480
W-VGA
800×480
W-VGA
種類 低温ポリシリコンTFT アモルファスシリコンTFT 低温ポリシリコンTFT アモルファスシリコンTFT アモルファスシリコンTFT
視野角 上下:±80度以上
左右:±80度以上
上下:±80度以上
左右:±80度以上
上下:±80度以上
左右:±80度以上
上下:±80度以上
左右:±80度以上
上下:±80度以上
左右:±80度以上
コントラスト 正面 :500:1±80°:100:1以上 正面 :500:1±80°:100:1以上 正面 :500:1±80°:100:1以上 正面 :500:1±80°:100:1以上 正面 :500:1±80°:100:1以上
表示モード 透過型 透過型 透過型 透過型 透過型
精細度 約333ppi 11.5万画素 約290ppi 約134ppi 約93ppi
表示色 1,677万色 1,677万色 1,677万色 26万色 26万色
その他 高速シリアルインタフェース対応 対象アプリケーション:DSC 高速シリアルインタフェース対応   Photo Fine Chromarich搭載

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